科学を文化向上の一要素として取り入れる場合には、広い意味での芸術の一部門として迎えた方が良い……。その場合科学の美を既知の他の芸術の美に類するものにしようとしないで、事実の羅列の面白さの中に美を求めるようにしなくてはならない……。そしてこの面白さの美に客観性を与えるためには科学の知識と科学的の考え方との正しい普及をはかれば良いので、それには自然現象に対する疑問の出し方とその追求の方法とそれで得られた知識とを報告すれば良い。

中谷宇吉郎『科学と文化』より

 

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